フローを促す
チームリーダー
一人ひとりの内側から意欲を引き出し、チームをフローへと導くリーダーシップとは
職場には、様々なスキルレベルの人がいます。抱えている悩みや課題も、一人ひとり異なります。
フローを促すリーダーに求められるのは、その違いを丁寧に見極め、一人ひとりに合ったアプローチでフロー状態へと導くマネジメントです。
そこで重要なのは、強制でも地位・報酬といった外発的動機でもありません。
問われるのは、「内発的動機」をどのように引き出すか、という一点です。
スキル段階別のアプローチ
1 新人
ティーチング
放任はやる気を奪います。しっかりと教え、成功体験を積ませることが出発点です
2 数年目
コンサルティング
基礎を持つ部下には、応用的なスキルへの道筋を示す助言が有効です
3 中堅
コーチング
答えを与えるのではなく、本人の中にある力を問いかけによって引き出します
4 ベテラン
メンタリング
経験と知恵を尊重しながら、次のステージへの視野を共に広げます
5 心に課題を抱える方
カウンセリング
家庭問題や心の病には、専門的な傾聴と支援が必要です。
まず安心できる場をつくります。
これらを状況に応じて使い分ける能力こそが、フローリーダーの本質的なスキルです。
そしてすべての根底に置かれるべき姿勢があります。それが「敬聴」です。
敬 聴
けいちょう
「傾聴」ではなく、「敬聴」。尊敬の「敬」を当てることで、
対話の相手への敬意を常に失わないという姿勢を示します。
どんなスキルや手法も、相手への敬意なしには機能しません。
敬聴とは、単に耳を傾けることではなく、相手の存在そのものを尊重しながら聴くということです。それがあってこそ、内発的動機は育まれます。
フローがもたらす連鎖する幸福
ドーパミン
フローのゾーンに入ったとき分泌される快感物質。最高の幸福感と集中力をもたらします。
オキシトシン
役に立てた満足感と仲間への信頼から再び分泌され、幸福の連鎖を生み出します。
部下がフローのゾーンに入れば、仕事の成果は飛躍的に高まります。「役に立てている」という満足感はオキシトシンをふたたび呼び起こし、幸福感の連鎖が生まれます。
部下を次々とフローへ導き、幸福と貢献に導く。その成果で自分もまた、深い幸福感に満たされる——それがフローリーダーです。